始値

営業日開始時のレートのことです。「寄付(よりつき)」とも言います。【←→終値、引値】


派生商品(Derivatives)

既存の金融商品(株式、債券、為替)から派生してできた取引に付けられた総称。先物取引(フューチャー)、スワップ取引、オプション取引の総称。デリバティブ。


パラボリック(parabolic)

J.W.ワイルダー(相対力指数を考案した人と同じ)が考案。SAR(ストップ&リバースポイント)と呼ばれるラインを用いたトレンドフォロー系のテクニカル分析技法。パラボリックは「放物線状の」という意、SARが放物線を描いていることからパラボリックと呼ばれます。上昇しているSARが下降している日足と接触した時に売り、下降しているSARが上昇している日足と接触した時に買いとされます。


バリュー・デイト(Value Date)

決済日。すなわち取引した通貨を交換する日のことを指します。「ドル円」では、ドル資金と円資金を交換する日のことをいいます。

ビッド(Bid)

通貨を売買するに際しては、一方が売値と買値を提示し、もう一方がそのプライスが妥当だと思えば、売り買いに応じます(2ウェイプライス)。ビッドとは、プライスを提示する側の買値のことです。提示された側はそのプライスで売ることになります。一方、プライスを提示する側の売値のことを、「オファー」あるいは「アスク」といいます。


ヒット

特定のプライスが売られたこと、約定したことをいいます。


日計り商い

翌日にまでポジションを持ち越さずに、その日のうちに手仕舞いをする取引のことをいいます。デイトレード。一方、翌日までポジションを持ち越す取引をオーバーナイト取引といいます。


評価益(損)

持っているポジションを市場価格で計算したときに、利益が出ているときを評価益、損失が出ているときを評価損といいます。一方、実際にそのポジションを決済して、利益を確定したときには実現益、損失が確定したときには実現損といいます。


評価損益

ある時点のレートで未決済のポジションを評価して、いくらの含み損益が出ているかを表わしたものです。

ファンダメンタルズ

経済を構成する基礎的条件のことをいいます。経済成長率、マネーサプライ、雇用情勢、長短金利、政策など、あらゆる事柄を含みます。


ファンダメンタルズ分析

価格形成を左右する要因の中で、基礎的な要因となるものを分析する手法です。


ファンドマネージャー

多くの人から資金を集め、この集まった資金(ファンド)を運用する担当者のことをいいます。投資信託がファンドの代表的なものですが、最近は、最低の預け入れ額が数億円単位のヘッジファンドなどもあります。


フェイバー

持っているポジションを市場レートで評価したときに、利益になっている状態のことをいいます。逆に損失になっている状態のことはアゲインストといいます。


フェデラル・ファンド・レート(Federal funds rate)

FFレート。米国の代表的な銀行間短期金利。金融政策の誘導目標金利・政策金利。フェデラル・ファンド(Federal funds)とは、米国の市中銀行が連邦準備銀行に預けている無利息の準備預金。これを銀行間で貸し借りする時の利率がFFレートです。FFレート変更後、マーケットには大きな影響が出ます。


フォレックス

外国為替(Foreign Exchange)の省略形、またFXとも言います。海外との間で発生した債権や債務を、現金を輸送せずに決済すること。


フォワード(Forward)

先渡取引のこと。将来の一定時点の価格を現時点で約定する取引を行なうことです。


含み益(損)

評価益(損)と同じ意味で、持っているポジションを市場価格で計算したときに、利益が出ているときを評価益、損失が出ているときを評価損といいます。


覆面介入

政府・財務省などが為替介入を公表しないで、秘密に行なうことをいいます。正式な用語ではありませんが、マーケット関係者が一般的に使用しているスラング(隠語)で、隠密介入という場合もあります。


双子の赤字

米国のレーガン政権が行なった経済政策「レーガノミックス」によって生まれた、米国の財政収支と貿易収支の赤字のことをいいます。「双子の赤字」の解消は、現在のブッシュ政権に至るまで、米国政府の恒常的な課題となっています。


踏み上げ

持っている売り(ショート)ポジションを損切りして買い戻すことをいいます。逆に持っている買い(ロング)ポジションを損切りして売る場合は、投げるといいます。


フューチャー

先物取引(受け渡し日が先日付の取引)のことをいいます。


プライス

外国為替市場で取引される為替レートのことをいいます。売値と買値の両方を同時に表示するツー・ウェイ・プライスが原則ですが、たとえば現在、「120.15-20」のプライスだとすると、インターバンクの為替ディーラーやブローカー(外国為替取引の業者)のやり取りでは、下二桁の買値(ビッド)と売値(オファー)だけを「イチゴー、ニーマル」というように提示するのが普通です。


プライマリーバランス

国債費関連を除いた基礎的財政収支のこと。国債の利払いと償還費を除いた歳出(一般歳出)と、国債発行収入を除いた歳入(税収など)についての財政収支。税収で一般歳出が賄われていると、国の懐具合は正常な状態で、これを「プライマリーバランスが均衡」と言います。一般歳出が税収より大きくなると、税収に加えて国債からの収入を充てることとなり、これを「プライマリーバランスが赤字」といいます。


プラザ合意

1985年9月22日、ニューヨークの「プラザ・ホテル」で行われたG5(先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議)により発表された、為替レートに関する合意のことをいいます。当時、米国は巨額の貿易赤字と財政赤字(双子の赤字)に苦慮しており、とくに対日貿易赤字を是正するために、「ドル安円高」を導入しました。この合意は週末に行なわれ、発表されたのですが、翌日の月曜日には1日で、ドル/円レートが、1ドル=235円から約20円下落しました。その後、ドル安トレンドが継続し、1年後には、ドルの価値はほぼ半減、1ドル=120円台での取引が行なわれるようになったのです。


ブル

相場では、相場が上昇する(値段があがる)と考えることを「ブル」といいます。ブル(Bull)は雄牛のことですが、雄牛が角を下から上へ突き上げるようにして攻撃することから、強気派をブルと呼ぶわけです。【←→ベアー


プレミアム

先渡しレートが割増になること。【←→ディスカウント】オプション取引ではオプション料のことをプレミアムと呼びます。


ブローカー

外国為替の取引業者のことをいいます。ドルを売りたいディーラーと、ドルを買いたいディーラーを取り次いで、取引を成約させ、手数料(ブローカレッジ)を売り手・買い手の双方から徴収します。


分別管理

投資家の取引証拠金を業者自身の資金や取引所の資金とは区別して管理することです。これにより、業者が破綻するようなことがあった場合でも、最終的に投資家の資産の保全が図られるものです。

ベアー

相場では、相場が下落(値段が下がる)と考えることを「ベア」といいます。ベア(Bear)は熊のことですが、熊が立ちあがって腕を上から下へ振り下ろして攻撃することから、弱気派をベアと呼ぶわけです。【←→ブル


ベージュブック(Beige book)

地区連銀経済報告。米国の連邦準備銀行がまとめた、地域の経済状況を報告する文章のこと。FOMCが開催される2週間前の水曜日に公表する。報告書がベージュ色のためベージュブックと呼ばれます。


ペッグ制(Pegged exchange rate system)

米ドルなど特定の通貨と自国通貨の為替レートを一定に保つ制度。固定為替制度の一つ。貿易規模が小さく、輸出競争力のある産業をもたない国が、自国の通貨を貿易において結びつきの強い国の通貨と連動させる制度。


ヘッジ

資産運用などにおいて、リスクを回避するために行なうオペレーションのことをいいます。たとえば、投資信託(ファンド)などが、株式や債権を保有していて、その株式や債権価格が下落する可能性がある場合には、その保有している株式や債権の現物を直接売るのではなく、先物などを売ることによって、損失を回避しようとするオペレーションを行ないます。また、外債に投資をしている機関投資家であれば、円高傾向になると為替差損が生じることになりますから、先々にドル/円の為替レートがドル安円高になると予想される場合には、あらかじめ先物為替取引でドルを売っておくオペレーションを行ないます。


ヘッジファンド

本来の意味は、リスクをヘッジ(回避)しながら運用を行なうファンドのことです。しかし、一般には、株式や債券価格が下落する場合は、むしろ積極的に売りを行なって収益を上げることを目指す私募形式のファンドを総称してこのように呼んでいます。私募形式のファンドは、監督官庁に届け出る義務・規制がなく、投資対象や投資手法に規制・制限がないので、売買はもちろん、積極的なレバレッジをかけるなど、臨機応変な運用を行なうことが特徴となっています。外国為替市場においても、1990年代以降、メインプレーヤーの一つとなっています。


変動相場制(Floating Exchange Rate System)

外国為替相場の決定を市場取引に任せ、需要と供給により日々変動する制度のことをいいます。

ポートフォリオ

保有資産の構成内容。ポートフォリオは分散投資を前提にしており、株式や債券、外貨建て金融商品など異なる投資対象の組み合わせによって、リスクの最小化とリターンの最大化の両立をめざします。ポートフォリオの決定には、さまざまな理論があり、これらポートフォリオ選択理論に基づいた資産配分比率の決定がなされます。


ポジション

持ち高、保有高。たとえば、ドルの買い持ち、ドルの売り持ちなどの状態における持ち高のことをいいます。外国為替ディーラーはそれぞれに与えられた制限の範囲内で、ドルが上昇あるいは下降するという予測のもとにポジションを持ち、収益を上げることを狙っています。


ポジショントーク

自らのポジションに基づいて、「こうなって欲しい」といった願望を含んだ会話・言い回し・態度をポジショントークといいます。ドルを買い持ちにしている人は、ドルが強く(高く)なって欲しいので、ドルが強くなる理由を探し、他の人にもそのように話します。逆にドルを売り持ちにしている人は、ドルが(安く)弱くなって欲しいので、ドルが弱くなる理由を探し、他の人にもそのように話します。


ポジションテイカー

自らリスクをとってポジションをつくり、投機による収益を狙う人のことをいいます。


保証金

取引の担保となるお金です。


ボックス相場

箱の中に入れたように、上限(高値)と下限(安値)が決まった範囲内で上下動を繰り返す相場。レンジ相場とも言います。


ボラティリティ(Volatility)

原資産価格の変動(ぶれ)の平均値で、年率(%)で表示されます。為替レートの予想変動率。ボラティリティが高いほどオプション価格(プレミアム)は高くなり、逆にボラティリティが低いほどオプション価格(プレミアム)は低くなります。


ポリシー・ミックス(Policy mix)

景気対策や物価対策のために、財政政策と金融政策を組み合わせること。別の分野においても、2つ以上の政策を組み合わせて1つの政策とする場合に使われます。